「2023華商の夜・関西中華総商会設立10周年記念パーティー」 主催者一般社団法人関西中華総商会会長古川鵬程挨拶

尊敬する中華人民共和国 駐大阪総領事館 大使級 薛剣総領事 様

尊敬する衆議院・参議院の議員の皆様

尊敬する大阪府議会 大阪市議員の皆様

尊敬するご来賓の皆様

親愛なる友人、会員の皆様、皆さん、今晩は!

本日は関西中華総商会主催する「華商の夜・関西中華総商会設立10周年記念パーティー」にご参加頂き、誠にありがとうございます。

まずは、ご来賓の皆様,スポンサーの皆さま、会員の皆様に心から感謝を申し上げます。

日本中華総商会は1999年9月9日設立された、現在500社近い会員を擁する、日本最大の華僑華人経済団体です。

我々関西中華総商会は、日本中華総商会の傘下組織として2013年に設立して、今年で10年を迎えました。当時の数社からスタートしたのですが、いま関西において100社を超える会員企業を有しており、経営分野は、貿易、物流、飲食、建築、観光、ITなど、多岐にわたっています。

これもひとえに会員の皆様、そして各関係者の皆様の多大なご支援、ご協力の賜物だと思います。本日はここに各界の皆様と一堂に会し、関西中華総商会設立10周年を祝うことができて、大変感慨深く、嬉しく思い、この場を借りて皆様に厚く御礼申し上げます。

  

振り返ってみると、設立以来、我々は関西地域の華商を団結させ、華僑華人企業の発展を支持し、また多種多様な経済交流、友好交流イベントを通じて中日両国の地域経済界、産業界の間に懸け橋を構築し、具体的な経済貿易協力を大いに促進させることで、両国国民の相互理解と民間友好に積極的に取り組んでまいりました。

近年、日中関係は複雑な課題に直面し、人々の心も微妙に離れています。新時代の中日関係は華商団体に新たな使命を与えています。関西中華総商会設立10周年を機に会員の皆様とともに我々の使命を再認識したいと考えます。この時代にこそ、我々中華総商会の会員にとって、これまでよりも架け橋としての大きな役割を果すべきではないでしょうか。

これまでも強調してきたのですが、関西経済界の先人たちは、日中国交正常化に先駆けて、中国との経済関係を切り拓いてきた歴史があり、両国の交流に重要な貢献をされました。1971年9月に関西経済界は日本初の訪中団を派遣し、経済交流を促進し、国交正常化の土台を作り上げました。

関西の企業である当時の松下電機は先陣を切って中国に進出し、改革開放後の中国の近代化に偉大な貢献をしました。

関西中華総商会は関西地域経済団体として、この誇り高い伝統をしっかりと認識し、受け継ぎ、日中交流、特に経済交流に貢献していかなければなりません。

我々は自らの使命を肝に銘じ、チャレンジし続けて、時代のチャンスを捕まえ、中日経済貿易協力と民間友好交流に新たに貢献するよう引き続き努力して参ります。

なお、2025年には大阪・世界博覧会を開催しますが、この一大イベントを、ビジネスチャンスとして捉え世界のネットワークを生かし、関西から発信し、日本から発信し、ビジネス活動を通じて日中交流を促進し、地域に貢献して参ります。

最後になりますが、関西中華総商会設立10周年を祝うと同時に、これから20周年、50周年、100年商会を目指す新たなスタート点にしたいと願っています。

そして、日中両国の経済協力と人的交流を持続し、両国人民の相互理解と友好感情を深め、より明るい発展ができると信じております! ご清聴ありがとうございました!