「2023華商の夜」(関西中華総商会設立10周年記念パーティー)における薛剣総領事の挨拶

(11月25日18:30~21:00 ホテルニューオータニ)

尊敬する古川会長、ご来賓の皆様、友人の皆様、

 こんばんは!本日は「2023華商の夜・関西中華総商会設立10周年記念パーティー」が盛大に開催されますことを、熱くお喜びとお祝い申し上げます。長年中日友好と経済貿易交流にご支持・ご関心をお寄せくださっている古川会長を始めとする歴代会長、会員企業、そして各界ご友人の皆様に心から敬意と感謝を申し上げます。

 振り返れば、中日平和友好条約締結から45年間、両国関係は条約を含む四つの政治文書の精神の下で、風雨を経ても全体的に発展の勢いを維持し、両国人民に幸福をもたらし、地域ひいては世界の平和、発展、繁栄を促進するために積極的な役割を果たしてきました。先週、習近平主席はサンフランシスコで岸田首相と会見し、両国指導者は戦略的互恵関係を全面的に推進するという両国関係の位置づけ、新時代の要求に合致した建設的かつ安定した中日関係の構築に取り組んでいくことを再確認しました。

 経済貿易協力はいつも中日関係の「バラスト」と「プロペラ」のような重要不可欠な役割を果たしています。昨日、私は第4回関西中日企業経済交流会に出席してきましたが、両国の企業家たちが夫々の製品やサービスを展示し、予想以上の大盛況でした。会議後も多くの企業がまだ物足りなさを感じ、引き続き交流活動を行いたいとのことでした。本日はまた、関西地域の多くのご来賓にここに集まって頂いております。2日連続で、中日経済貿易協力の強固な基盤、粘り強さ、成長の潜在力を強く実感しています。

 先週のAPEC・CEOサミットにおいて、習近平主席は演説の中で、「中国は依然として世界の成長をけん引する最大のエンジンであり、今年、中国経済の世界経済への貢献率は3分の1に達する見込みだ」と明らかにした上で、「まさに経済界の友人が言うとおり、中国はすでに最善の投資先の代名詞となっており、『中国』の次ぎもやはり中国だ」と述べました。ご在席の日本の皆さんにはぜひ中国を訪れて見て歩き、交流によって相互理解を促進し、中国式近代化の生き生きとした活気を自ら感じていただき、中国の発展の新たなチャンスを見逃さずに、自らの発展に繋げて頂きたいと願っています。

 関西中華総商会は成立10年来、歴代の会長のご努力、両国各界ご友人のご支持の下、当初の数社しかない状況から、今の100社を超える規模まで成長してこられました。非常に喜ばしいことであります。ぜひ今後とも、両国経済貿易交流の架け橋としての役割を果たし、華僑華人の発展を促進し、中日友好交流と経済貿易協力を後押しし、両国の経済の相互補完性を活かし、互恵・ウィンウィン、共同発展を実現するために寄与するよう期待したいと思います。総領事館としても引き続き、この地域における中日経済貿易交流をより一層サポートしていきたい所存です。

 最後に、本日のイベントのご成功を祈念し、関西中華総商会の益々のご発展、そしてご在席の皆様のご健勝ご多幸をお祈り申し上げます。本日は誠におめでとうございます!谢谢!