絵付けの新境地を拓く展覧会:「華仙 めくるめく色彩の到達点」 開催

2024年 1月26日(金)から2月25日(日)の期間、大阪心斎橋「LE MOLLY」2階の特設会場で「華仙 めくるめく色彩の到達点」を開催いたします。

日本で活躍するアーティストと、アートを愛する全ての人を繋ぐEASTWINDが、佐賀県有田に生まれ、現代の名工で黄綬褒章受賞者 舘林貞夫を祖父に持つ、絵師「華仙(KASEN)」の作品をご案内します。

選び抜かれた生地に、繊細で精緻な文様を描き、心の動きのままに赤絵・染錦の技法で絵付けされた作品は、華仙の情熱そのままに、唯一無二の力を人々に与えます。伝統的な青海波の壺をはじめ、コーヒーカップなどの「使う美術品」シリーズ、大作の陶板など、独創的で革新的な作品、30点程を展示します。期間中の毎週金土日に開催、作家在廊の際は作品に込めた思いなどをお話しいただくこともできます。入場無料でご自由にご覧いただけます。ぜひ皆様のご来場をお待ちしております。

開催概要

タイトル:「華仙 めくるめく色彩の到達点」(KASEN EXHIBITION The destination of dazzling colors)

会期:2024年1月26日(金)〜2月25日(日) 11:00〜18:00 ※金・土・日のみ開催(月〜木はお休み)

作家在廊日:2月9日(金)、10日(土)、11日(日・祝)

会場:LE MOLLY 2階特設会場 大阪府大阪市中央区心斎橋筋2丁目2-17

入場無料

プロデューサー:辻本弘行(EASTWIND) アートディレクター:橋本純司(橋本デザイン室) 撮影:松原豊

協力:LE MOLLY、株式会社福屋、関西華文時報、佃正弘

WEBサイト:https://eastwindjapan.com/

華仙 (KASEN) プロフィール

1979 佐賀県有田町生まれ

1999 現代(日本)の名工・黄綬褒章受賞者である祖父の絵師 舘林貞夫に影響を受け祖父が築いてきた窯元にて絵付け・濃みの指導を受ける。

2002 日本週間2002にて実演(フランス) スミソニアン協会より招待を受け実演(ワシントンD.C.)

2003 椎名林檎からの依頼にて3rdアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』のデザイン制作

2015 フラワーアーティストのダニエル・オスト氏と有田焼のコラボレーションに参加

2016 福岡岩田屋にて個展

2017 岐阜の伝統工芸【水うちわ】デザインの製作 華仙として独立

2018 有田国際陶磁器展にてサガワテレビ賞受賞台湾X日本博多交流展にて妖怪をテーマとした作品を展示(台湾 高雄市)有田ワザノワにてフランス国宝シルヴァン・ル・グエン氏と扇子コラボレーションに参加

2019 有田国際陶磁展にて技能賞受賞

2020 福岡岩田屋にて個展

2023 内閣府首相官邸の公式SNS “Japan – The Government of Japan/ e new japan”にて動画を掲載される

作家華仙の作品制作への思い

過去の守られてきたものは今では伝統。

いずれ今やっている工芸はトレンドであり将来に古き良き伝統として残していくと思います。従来の受け継がれた伝統を元に、華仙なりに解釈し有田焼として残っている繊細なイメージは残しつつ今の時代に合った柄や色に仕上げております。特徴として、1つ1つの線の細かさと線の動きに足して華やかさを意識し、絵の細かいものだけではなく、シンプルなものでも、第一印象で目に入るインパクトやバランスを考えて制作しております。しかし、鮮やかさの中にも品があると言うところにも着目して考えた末の作品です。