11月10日、日本福建華僑商会の招待により、「走進大武夷」2024年武夷山文化観光茶推進会が名古屋で盛大に開催された。推進会には日本の旅行会社や華僑華人の代表者ら約150人が出席した。
同イベントは、お茶や文化を活用して武夷山国家公園1号景勝道、崇陽渓遊歩道、観光地「浜水茶香径」など新しい観光商品を紹介し、武夷山の景観や文化をPRすることで、より多くの日本人観光客を誘致することを目的として開催された。
近年、武夷山は朱子、茶、建盞(けんさん・天目茶碗)など多様な文化が絡み合い、日中の文化交流において重要な場所となっている。推進会では、日本市場向けに準備された3つの観光ルート「建盞文化ルート、茶道文化ルート、朱子文化ルート」が発表された。また武夷山の文化観光商品や入場無料などの優遇政策が紹介され、会場では武夷岩茶、武夷紅茶、建盞(天目茶碗)、浦城切り紙などの武夷山を代表する商品が展示された。
イベントには女流作家で武夷岩茶の日本での第一人者である佐野典代さんが特別に招待され、武夷岩茶によって築かれた日中間の愛の物語と、武夷茶を日本で広めてきた37年間の道のりを紹介した。
武夷茶無形文化遺産の継承者である章志峰さんは、会場で縁起の良い絵を描き祝福を表現した。奥深く豊かな武夷茶文化を芸術的に表現し、参加者から高い評価を受けた。
武夷山市党委員会常務委員、統一戦線工作部部長、市政府副市長である呂琳氏が素晴らしいスピーチを行い、「世界遺産と武夷山を楽しんでほしい」と武夷山への観光を呼びかけた。
また呂氏は武夷山市政府を代表して、日本福建華僑商会に「武夷の春」と名付けられた銀版画を贈呈し、来賓に武夷岩茶を贈呈した。
会場では、武夷の自然風景、生態的多様性、歴史などのテーマで構成された30点の写真作品も展示され、参加者らは武夷山の魅力に惹きつけられていた。